引用管理
Citation Management は、K-Dense のオープンソース Claude Scientific Writer(MIT)に含まれるスキルで、研究執筆の地味な部分を担当します。論文探し、正確なメタデータの取得、きれいな BibTeX の作成、投稿前の参考文献チェックです。現行のバージョン 1.6 は、この流れのために Python スクリプトを 6 本同梱しています。
主な機能
- 検索:
search_google_scholar.pyとsearch_pubmed.pyが Google Scholar と PubMed(NCBI E-utilities 経由)を検索し、結果を JSON で保存します。 - メタデータ抽出:
doi_to_bibtex.pyは DOI 1 件を変換、extract_metadata.pyは DOI、PMID、arXiv ID、URL を単体またはリストで処理します。DOI の主な情報源は CrossRef です。 - 補完は必須:抽出後に巻・ページ・DOI が欠けた
@articleは、Parallel web スキルによるウェブ検索で補うか、理由を書いたnoteを付ける必要があります。 - 整形と検証:
format_bibtex.pyは.bibを整形して重複を除去、validate_citations.pyは完全性、投稿先の書式(例:--venue nature)、LaTeX 原稿との一致を確認します。 - 安全上の注意:出版社のメタデータを信頼できない入力として扱い、シェル文字列ではなく引数リストで渡し、引用キーを
^[A-Za-z0-9]+$で検証するよう指示しています。
使用シナリオ
- DOI や PMID の一覧を、書式の揃った 1 つの BibTeX ファイルにまとめる。
- 学位論文の参考文献から重複、無効な DOI、欠落フィールドを見つける。
- 投稿前にプレプリントを出版済みのジャーナル版へ差し替える。
料金と入手方法
MIT ライセンスで無料です。CrossRef、doi.org、arXiv は認証なしで照会します。任意の NCBI_EMAIL と NCBI_API_KEY は NCBI への識別とレート上限の引き上げに使い、OPENROUTER_API_KEY は任意の図生成専用です。
はじめに
- Claude Code でプラグインを追加:
/plugin marketplace add https://github.com/K-Dense-AI/claude-scientific-writer、続けて/plugin install claude-scientific-writer。 pip install requests bibtexparser biopython(Google Scholar 検索にはscholarlyも追加)。python scripts/doi_to_bibtex.py 10.1038/s41586-021-03819-2を試し、python scripts/validate_citations.py references.bib --report report.txtで検証します。
制約:Google Scholar には公式 API がないため、検索はスクレイピング用ライブラリに頼り、レート制限やブロックを受けることがあります。抽出したメタデータにも誤りがありうるため、出典との抜き取り確認が求められます。
よくある質問
Zotero の代わりになりますか?
なりません。BibTeX の作成と整形が役割で、スキルの参考資料では文献管理ソフトを置き換えるのではなく pyzotero で Zotero へ書き出す方法を説明しています。
原稿内の引用も確認できますか?
できます。validate_citations.py --manuscript paper.tex で .bib と LaTeX ソース内の引用を照合します。
代替案
- Literature Review Skill:このスキルが支える系統的検索と統合のワークフロー。
- Research Lookup Skill:
references.bibを含む検証済みの参考文献パケットを作成。 - Scholar Evaluation Skill:引用する研究の質を評価します。
まとめ
LaTeX で執筆し、Claude Code の中で BibTeX の抽出と検証をスクリプト化したいなら Citation Management が実用的です。出典が主張を本当に支えているかの判断はしないため、その確認は自分で行う必要があります。他の研究系スキルは スキル一覧 へ。
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