科学論文執筆
Scientific Writing は、K-Dense のオープンソース Claude Scientific Writer(MIT)の中核となる執筆スキルです。現行のバージョン 2.0 は、洗練された文章を素早く作ることよりも、エビデンスを決して捏造しないことを重視しています。執筆、エビデンス検証、投稿承認は別々の段階で、最終判断は責任を持つ人間の著者が行います。AI は著者ではなく、流暢な文章はエビデンスではないと明記されています。
主な機能
- 捏造禁止リスト:引用、DOI、引用文、データ値、サンプルサイズ、統計、方法、倫理承認、著者の役割、資金、AI 利用の開示を作り上げてはいけません。欠けている情報はもっともらしい定型文で埋めず、欠落・未検証として明示します。
- エビデンスの紐付け:出典に
E番号、主張にC番号を振り、下書きには[claim:C001] [evidence:E001,E002]のようなマーカーを残します。人間が出典を開いて支持内容を確認するまで、検証済みにはなりません。 - 報告ガイドライン:研究デザインに応じて案内する採点なしのセレクター。2026-07-24 に調査された CONSORT 2025、SPIRIT 2025、PRISMA 2020、STROBE、STARD、TRIPOD+AI、CARE、ARRIVE 2.0、SQUIRE 2.0、CHEERS 2022 などに対応します。
- オフライン検査:依存関係なしのスクリプト 8 本で、作業環境の雛形作成、マニフェスト検証、主張と出典の照合、方法と結果に繰り返し出る数値の整合、参考文献の書式、著者・CRediT 記録の検証、原稿の lint を行います。
- 機密保持:未発表原稿、査読資料、個人データは、権限のある人の承認とポリシー確認がない限りローカルで扱います。
使用シナリオ
- 検証済みのアウトラインから、新しい事実を加えずにセクションを書く。
- 投稿前に、方法と結果でサンプルサイズが食い違っていないか確認する。
- 査読コメントを受けて、本文より先にエビデンス台帳を更新する改訂作業。
料金と入手方法
MIT ライセンスで無料です。同梱ツールはオフラインで動き、API キー不要。費用は Claude Code などのモデル利用分のみです。
はじめに
- プラグインをインストール:
/plugin marketplace add https://github.com/K-Dense-AI/claude-scientific-writer、続けて/plugin install claude-scientific-writer。 - 作業環境を作成:
python3 scripts/scaffold_manuscript.py --output-dir ./draft-workspace --document-id local-draft --study-design randomized_trial --guideline consort-2025。 python3 scripts/select_reporting_guidelines.py select --study-design randomized_trialでガイドラインを選び、執筆後にcheck_consistency.pyとaudit_claims.pyを実行します。
制約:このスキルは図の生成や LaTeX テンプレートの同梱をやめています。見栄えの良いプレースホルダーがそのまま投稿されるのを防ぐため、K-Dense が削除しました。lint を通っても投稿可能という意味にはなりません。
よくある質問
箇条書きなしの文章や IMRAD 構成は今も必須ですか?
IMRAD は研究デザインと投稿先に合う場合にのみ使います。現行版は固定書式よりエビデンスの追跡可能性を重視しています。
文献検索もできますか?
単体ではできません。Research Lookup や Citation Management と組み合わせ、出典はすべて人が確認します。
代替案
- Doc Co-Authoring Skill:科学的なエビデンス台帳を持たない汎用の共同文書作成。
- DOCX Skill:投稿先が Word 形式を求める場合の作成・編集。
- Literature Review Skill:後で引用するエビデンスを集めます。
まとめ
スピードより追跡可能性を重視するなら Scientific Writing が向いています。すべての主張が、人が確認した出典に結び付きます。監査記録の要らない素早い初稿なら、汎用の執筆スキルの方が手軽です。関連ツールは スキル一覧 へ。
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