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エージェントが作ったアプリを本番公開まで運ぶオープンソースの Agent Skill。ホスティング、DB、ドメイン、メール、決済を自分のアカウント上で、変更前に承認を得て進めます。

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概要

GoLive は、エージェントがコードを書き終えた後に残っている工程のためのオープンソース Agent Skill です。アプリを実際の URL に載せ、本物のデータベース、ドメイン、送信メール、決済キーを用意します。一行の説明がライフサイクルの両端を覆っており、公開することも、すべて撤去することもできます。

リポジトリ mikehasa/golive-skill は 2026-09-23 に作成され、2026-09-25 時点で 845 スターに達しました。インフラの煩雑な作業を扱う Skill としては速い立ち上がりです。MIT ライセンスで、npm にも golive として公開されており、現在は 0.1.0-alpha.3 です。

ワークフロー

5 つの段階で動き、この順序自体が要点です。

  1. detect: 設定、依存関係、環境変数名から、アプリがすでに使っているものを把握します。
  2. plan: 対象アカウント、リソース、設定、費用を具体的な計画として提示します。
  3. approve: あなたがその計画を承認するまで、何も変更しません。
  4. apply: あなた自身のプロバイダーのログインとキーで変更を適用します。
  5. verify: 実際に動作する部分を検証し、確認できなかった点を明示します。

README が繰り返す原則は スキップは合格ではない です。緑のチェックをアプリが動作する証拠と見なさず、検証済みと未検証を厳密に区別します。

この alpha が対応する範囲

ホスティングは Vercel と Netlify の 2 択、データベースは Supabase と Neon の 2 択です。メンテナは実機で検証済みの経路を表で公開しています。

  • Vercel + Supabase: プロビジョニング、環境変数の接続、デプロイ、アクセス分離を含む認証付き CRUD。
  • Netlify + Neon: 同じ流れに Postgres 接続性と 2 セッションでの API 検査を加えたもの。
  • カスタムドメイン: --confirm-dns の下で Porkbun と GoDaddy への DNS レコード書き込み、Vercel が要求する所有権確認 TXT チャレンジを含みます。
  • トランザクションメール: Resend の送信ドメイン設定、DNS レコード、ドメイン検証、そして実際の送信 1 回。
  • テストモード決済: Stripe のテストキーと webhook 登録、および署名なしリクエストが拒否されることの確認。

Cloudflare DNS、パスワード復旧、アカウント分離はこのリリースではモック検証のみで実機検証は未実施であり、README もそう明記しています。それ以外のプロバイダーは汎用のガイド付きフローとなり、公式 CLI、MCP 統合、API の有無を確認してからダッシュボードを案内します。

何に触れるかをどう制御するか

エージェントを本番インフラの近くに置くことへの当然の懸念に対し、GoLive は 3 つの答えを用意しています。

第一に 承認ゲート。計画は対象と書き込み内容を明示し、計画が変われば再承認が必要です。DNS 書き込み、実決済、削除にはそれぞれ専用のフラグ(--confirm-dns、--confirm-live、--confirm-destroy)が要ります。

第二に 資格情報を会話ログに残さないこと。可能な限りプロバイダーのログインを再利用します。macOS ではネイティブの隠し入力ダイアログから API キーを ~/.config/golive/credentials に直接保存し、実行コードは値を計画、state、コマンド出力から排除する設計だと README は述べています。

第三に 証跡。実行するとリポジトリに golive.yaml、.golive/state.json、.golive/report.json、GOLIVE_REPORT.md が残ります。golive handoff --write は GOLIVE_HANDOVER.md を生成し、GoLive が作成したリソース、それが GoLive のものである証拠、手作業で残る項目、各行を再確認するコマンドを列挙します。golive status は記録した基準と現在の読み取りを比較し、expected と observed を並べ、対応が必要なときは終了コード 2 を返します。

インストール

Node.js 20 以上、npm/npx、Git が必要です。インストールは Codex と Claude Code で検証されています。

npx skills add https://github.com/mikehasa/golive-skill --skill golive --global

--agent codex --yes または --agent claude-code --yes を付けると選択画面を省略でき、--global を外すと 1 プロジェクトへの導入になります。npm 経由の npx golive@alpha install --agent codex もあり、Git を使わずオフラインで導入し、同じ CLI を公開します。インストール自体はアカウント接続もデプロイも行いません。

エージェント内では自然言語で呼び出せ、Codex では $golive、Claude Code では /golive も使えます。

料金

GoLive は無料で MIT ライセンスです。GoLive のアカウントもホスト型バックエンドも製品テレメトリもありません。費用は既存のプロバイダー請求のみで、設計上、承認前に計画段階で対象と費用情報を示すことになっています。

制限とリスク

  • 早期 alpha。 バージョンは 0.1.0-alpha.3。多くの経路が実機ではなくモック検証で、README もそれを明記しています。
  • プロバイダー対応が狭い。 実機検証済みは Vercel、Netlify、Supabase、Neon、Porkbun、GoDaddy、Resend、Stripe テストモードのみで、それ以外はベストエフォートの案内となり検証の厚みが落ちます。
  • 初回アカウント開設は未検証。 新規ユーザーの初回セットアップと、あらゆるアプリケーションフレームワークが未検証だと明記されています。
  • プロバイダーをまたぐロールバックはない。 teardown は GoLive が作成したと証明できるものだけを削除し、汎用の復元や照合コマンドはありません。バックアップは手作業で、Supabase と Neon のプロジェクト、Resend の送信ドメインは人手の引き継ぎです。
  • ドリフトはゲートではない。 plan、apply、verify は status を参照しないため、ドリフト確認は自分で回す必要があります。

よくある質問

確認なしでデプロイされますか?

されません。対象アカウントと変更内容を記した計画を示し、その計画を承認するまで何も適用しません。

アダプターのないプロバイダーにもつなげますか?

試すことはできます。汎用経路は公式 CLI、MCP 統合、API の順に確認し、その後ダッシュボードを案内します。README はこれをベストエフォートと位置づけ、同じ検証カバレッジは保証していません。

API キーはどこに保存されますか?

可能な限りプロバイダーのログインを再利用します。入力が必要なキーは macOS のネイティブダイアログ経由で ~/.config/golive/credentials に保存され、コードは値を計画、state、コマンド出力に残さないよう書かれています。これは設計方針なので、本番アカウントの近くで使うならソースを確認してください。

作成したものを全部消すには?

golive teardown が削除計画を提示し、所有権の証明があるリソースだけを、--confirm-destroy 付きで削除します。使い捨ての Netlify プロジェクトで実機演習済みです。

代替案

  • Claude Code: Claude Code のワークフローで GoLive を動かすエージェント本体。
  • Codex CLI: この Skill を載せられるもう一つの検証済み環境。
  • Supabase: GoLive が用意するデータベースのひとつ。バックエンドを手で組みたい場合の選択肢です。
  • Skills: GoLive が従う Agent Skills 形式の背景。

ヒント

  1. まず捨てる前提のリポジトリで動かし、計画と検証の出力に慣れてから、大切なアカウントに向けます。
  2. 承認前に計画の費用行を確認します。特に月額課金のホスティングとデータベースの選択が該当します。
  3. .golive/state.json を GOLIVE_HANDOVER.md と一緒にコミットすると、ドリフト確認に比較できる基準が残ります。
  4. メンテナ自身の検証と同じく、テストモードの決済キーと使い捨てのサブドメインを使います。

まとめ

GoLive が狙うのは、地味だが実在する隙間です。エージェントは午後には動くアプリを作れますが、その後も誰かが Vercel、Supabase、ドメイン登録業者、決済ダッシュボードを順に操作しなければなりません。この Skill の貢献は自動化そのものではなく、その作業を承認と証拠のループで囲み、最後に引き継ぎ文書を残す点にあります。alpha 段階では、検証していないことを正直に言う、目を配って使う助手として扱うのが適切です。

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