omp(Oh My Pi)はPiをベースにした高機能ターミナルAIコーディングエージェント。ハッシュアンカー編集、ネイティブLSPリファクタ、DAPデバッグ、ブラウザ自動化、サブエージェント、60以上のプロバイダーを同梱。

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omp(Oh My Pi)は Can Bölük(can1357)が開発した「バッテリー同梱」のターミナルAIコーディングエージェントです。Mario Zechner氏のPiをフォークし、ネイティブRustコアで書き直されています。「IDEを組み込んだコーディングエージェント」を謳い、ファイルが変わると安全に失敗するハッシュアンカー編集、すべての書き込みに配線されたLSP、本物のDAPデバッガー、ブラウザ自動化、一級市民としてのサブエージェントを備えます。GitHub 24k+スター、MITライセンス、60以上のプロバイダー、31の組み込みツール。2026年で最も機能密度の高いオープンソースエージェントハーネスの1つです。

主な機能

  • Hashline編集:ファイルはコンテンツハッシュのアンカー付きで提示され、編集はハッシュで正確な行を狙います。裏でファイルが変わっていたら、誤った範囲を壊す前に編集は安全に失敗します。作者のベンチマークでは、この編集形式でモデルのタスク成功率が6.7%から68.3%に向上し、最大61%のトークン削減を実現しました。
  • 書き込みに配線されたLSP:14の言語サーバー操作(リネーム、参照、ワークスペースシンボル)が編集フローに統合され、モジュール名を変えるとimport・re-export・バレルファイル・エイリアス参照までIDEのように自動更新されます。
  • 本物のデバッガー:28のDAP操作がlldb・delve・debugpyを操作。セグフォルトしたCバイナリにアタッチ、ハングしたGoサービスのgoroutineを調査、詰まったPythonプロセスを一時停止してスタックフレームを検査——print文の掘り起こしは不要です。
  • 境界を持つサブエージェント:taskツールがワークスペース分離されたworktree上で並列サブエージェントをファンアウトし、型付き・スキーマ検証済みの結果を親セッションに返却。Agent Hub(Alt+A)でライブトランスクリプト、コスト、操作パネルを確認できます。
  • 永続evalカーネル:永続PythonとBun JavaScriptカーネルが共有preludeを持ち、ループバックブリッジ経由でエージェント自身のツールを呼び出せます。
  • 60以上のプロバイダーとロールルーティング:10のモデルロール(default・smol・slow・plan・commit・vision・designer・task・advisor・tiny)が意図別に処理を振り分け。セッション中は /model で切替、Ctrl+P で巡回できます。
  • ブラウザとデスクトップ:ステルスPuppeteerブラウザがヘッドレスChromiumを操作するか、開いているChromeタブに接続。computerツールはウィンドウ・スクリーンショット・ネイティブ入力・アクセシビリティツリーなど実デスクトップを操作します。
  • コラボと音声:/collab でリンクやQRコード経由でセッションを共有(読み書き・読み取り専用)。音声モードでリアルタイムの会話も可能です。
  • パッケージエコシステム:Piのパッケージシステムを継承し、拡張・スキル・プロンプト・テーマをnpmやgitからインストールできます。

使用シナリオ

このツールを使用すべき人は?

  • ターミナルネイティブな開発者:コマンドラインから離れずにIDE級のコードインテリジェンス(リファクタ・デバッグ・ブラウザ操作)を得たい人。
  • エージェントの編集事故に悩むチーム:パッチが当たらない、誤った範囲に適用される、ファイルを静かに壊す——そんな経験があるなら「失敗クローズ」する編集方式が刺さります。
  • マルチプロバイダー利用者:安いファンアウト・深い推論・ビジョンを別モデルに振り分け、単一ベンダーに縛られたくないチーム。

解決する問題

  1. 編集の破損:完全一致文字列のパッチやdiffは空白のずれで壊れます。hashlineアンカーは古い編集を、誤った範囲を壊す前に失敗させます。
  2. リファクタでimportが壊れる:単純な文字列編集はre-exportやバレルファイルを見落とします。LSP対応の書き込みはワークスペース全体のシンボルグラフを更新します。
  3. デバッグの非効率ループ:print文を足して再実行する代わりに、ブレークポイント・ステップ・スレッド・ライブ変数評価を備えた本物のDAPセッションを使えます。

料金プラン

プラン 価格 機能
オープンソース ¥0 完全なハーネス、31の組み込みツール、60以上のプロバイダー、パッケージ。MITライセンス。

ompは無料のオープンソース(MIT)。インストール:macOS/Linuxは curl -fsSL https://omp.sh/install | sh、または bun install -g @oh-my-pi/pi-coding-agent。WindowsはPowerShellのワンライナー。モデル利用料は選択したプロバイダーへの支払いです。

優位性と独自の価値提案

競合他社と比較した優位性

  1. 編集の安全性:ハッシュアンカー編集はomp独自。他のハーネスはファイル全体を打ち直すか大きなdiffを送り、静かに誤った場所へ適用される恐れがあります。
  2. ターミナルの中のIDE:ネイティブLSPとDAP操作で、IDEに切り替えずにワークスペースリファクタと本物のデバッグが可能。
  3. プロバイダーの自由:60以上のプロバイダーをロール別にルーティング。ローカルモデル検出(Ollama・llama.cpp・LM Studio)とOAuthサインインも対応。

際立つポイント

  • 公開から数ヶ月で24k+スター、MITライセンス、約8万行のRustコア。
  • ステルスブラウザ、デスクトップ操作、コラボ共有、音声モードを標準装備。
  • ACP対応でエディターからompをプログラム的に駆動可能。

ユーザーレビュー

「これまで使った中で最も強力なAIエージェントハーネスの1つです。プロジェクトを単なるテキストファイルの集まりではなく、生きているアプリケーションランタイムとして扱ってくれます。」 — Better Stack、YouTubeレビュー

「モデルが修正方法を知っていても、ハーネスがその修正を脆くすることがあります。ompの答えはhashline編集——アンカーが一致しなければ編集は失敗クローズします。これは控えめな主張であって、勝利宣言ではありません。」 — Fluid Coding & AI、YouTubeレビュー

はじめに

クイックスタートガイド

  1. インストール:macOS/Linuxは curl -fsSL https://omp.sh/install | sh、Windowsは irm https://omp.sh/install.ps1 | iex
  2. 認証:プロバイダーアカウントでサインイン(OAuth)するかAPIキーを設定。Claude Codeのプラグインや設定を移行することもできます。
  3. 起動:プロジェクトディレクトリで omp を実行し、TUIを起動。
  4. 試す:/review で優先度付きコードレビュー、/collab でセッション共有、/model でプロバイダー間ルーティングを体験。

統合

  • プロバイダー:60以上(Anthropic・OpenAI・Google・Groq・xAI・OpenRouter・Ollama・llama.cpp・LM Studioなど)。
  • デバッガー:DAP経由でlldb・delve(dlv)・debugpy。
  • ブラウザ:Puppeteer、ヘッドレスChromium、CDP接続アプリ、Chromeリレー拡張。
  • プラットフォーム:macOS・Linux・Windowsネイティブ(WSL不要)。

よくある質問

ompは無料ですか?

はい。ompはMITライセンスのオープンソースで、モデル利用料のみ選択したプロバイダーに支払います。

hashline編集の何が違うのですか?

正確な旧テキストを再現する代わりに、コンテンツハッシュのアンカーに対して編集します。ファイルが変わってアンカーが一致しなければ、誤った範囲を静かに壊す代わりに適用を拒否します。

Claude Codeの設定を使えますか?

多くの場合可能です。ompはClaudeアカウントでサインインでき、既存のプラグインや設定を移行しつつ、内部はモデル非依存を維持します。

代替案

ompが合わない場合は、以下の代替案を検討してください:

  • Pi:ompがフォークしたミニマルな上流ハーネス。
  • Claude Code:Claudeと深く統合されたAnthropicの高機能エージェント。
  • OpenCode:マルチプロバイダー対応のオープンソースターミナルエージェント。

ヒントとベストプラクティス

  1. ロールを意図的にルーティング:安いモデルをsmolファンアウトに、強いモデルをslowプランニングに割り当ててコストと品質のバランスを取る。
  2. サブエージェントはワークスペース分離で:分離されたworktreeで並行実行し、マージコンフリクトの沼を避ける。
  3. プッシュ前にレビュー:/review がP0-P3で問題をランク付けするレビューサブエージェントを起動し、リリースを阻む問題から先に直す。

まとめ

ompは、ボトルネックがモデルの知能ではなくエージェントの仕組みにある開発者のためのツールです。パッチが当たらない、リファクタでimportが漏れる、デバッグループに時間を浪費する——そんな時、答えはハーネスにあります。無料・オープンソース・60以上のプロバイダー対応で、2026年に評価すべき最も興味深いエージェントハーネスの1つです。

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